西武新宿線田無駅より徒歩5分。いくつかの食い物屋が雑に並ぶ中に、ひっそりとそのお店はある。
正直あまりお客は入っておらず、一瞬大丈夫かな?と思ってしまう店構え。
最初に入ったとき、先ず出されたお新香を食べてビックリ。クスリの匂いがしない。田舎者ゆえたいしたものは食ってないくせにお新香のクスリ臭さ等には結構敏感なのだが、それがない。そして旨い!これはもしかしたらと思ったらメインのとんかつはもちろん付け合せのキャベツの千切りまで絶品。いつもは細かい食べ残しが多い自分がまさにキャベツの一切れも残さず完食。それから常連になるまでには全く時間が掛からなかった。
店はおかみさんが一人で切り盛りしている為、混んでくると少し時間が掛かるが、カウンターでおかみさんの手並みを見ているのも実に楽しい。なんといってもおかみさんの姿勢がいい。もうとっくに還暦は過ぎているはずだが、ピンと延びた背筋はそれだけで彼女がただ者でないことを感じさせる。
食材選びにもこだわりを感じさせる。普段使う野菜は地元で買うがそれも物によって買うところを選んでいるし、春の山菜等は信州から直に仕入れている。看板は「とんかつ」だけど、魚物も多く“ほっけ”は北海道からやはり直で送ってもらっている。
更に、この店で嬉しいのは2つの物がないこと。電子レンジと某アミノ酸系調味料がない。これは自分のなかでは旨い店の必須条件だ。
店はカウンター8席、テーブルに6席ほどのこじんまりしており、大人数での食事には向かないが、その分一人でも気兼ねなく食べられる(飲むこともできる)とっても魅力的な店である。
そんなに良い店なのに、おかみさんの悩みはお客が少ないことというので、少しでも集客に協力できればなあ、と思います。
是非一度「たつみ」の料理をご賞味下さい。
応援団長 Kuni